軽くなった背中

年末なので振り返ります。
私の2012年嵐1番ソングSHOWは、ワイルド・アット・ハートでした。音から振りからとにかく爽快で好きなのですが、聴いてすぐ「あ、これ私の好きな嵐だな」と、すとんと何かがおさまったような気持ちになったのはこの曲が久々でした。(他のリリース曲もクオリティ高いし、好きなものたくさんあります)
これまでのお気に入り曲はナイス、ラキメン、トラメなどなどなんですが、ワイハーはこのあたりと似た系統なのかなと勝手に感じています。
お行儀よく野心を歌う感じというか。茶目っ気と皮肉の絶妙なブレンド具合とか。でも前に戻ったっていう印象とは、またちょっと違ったんですよね。このあたりはまだ上手くまとめられなくて、難しいんですけど。

昔より守るものが格段に増えた5人が今「背負いこみすぎたら捨てて行こうぜ」と歌うのって実はけっこうすごくないか、と思います。
背中に負ってたものを手放して、大手振って軽くなったなあみたいに笑って見えるけど、本当はたぶん肩にも担いで、胸にも抱きかかえてるものが、今はあるんですよね。
10周年前後の、何もかもをこぼさないようにと必死で頑張っていた5人もとてもいとおしかったですが、選び取ったものを大事にする強さと自信を持った今の彼らは見ていて、すごく安心感があります。
私はそんな風に変わった今の嵐が、すごく好きです。

私的な話であれなんですが、先日、ずっと一緒に嵐コンに行っていた友人たちからFCを抜ける、という話を聞いてきました。
続く落選祭りにそうしたくなる気持ちは私も痛いほどわかるので、その後はお疲れさまでしたと居酒屋でビールをぶつけ合ってきたんですが(ジョッキで会話)家路につく際も聴いていたのはワイハーでした。そのときの「もしも旅立ちを決めた時は 何も言わないで見送るから」のフレーズは妙に頭に強く残って、嵐さんもそう言ってくれるんなら…と私は脳内会議をそっと終えました。寂しかったですが、どこかすっきりした気持ちにもなれた夜でした。
来年からは1人参戦になるので、ますます当選への道は遠くなりそうですが、まあのんびりやっていこうかなあと思っています。
JUMPという新しい刺激も増えるので、どんな年になるのか楽しみです。

本日はついに紅白とカウントダウンですね。皆さま、よいお年をお過ごしくださいませ!