遅ればせながら

ジャニーズワールド千穐楽、おめでとうございます。
自分が見に行けた公演は11月と13月…もとい1月の2回で、それ以外はツイッターやブログでレポを拝見し、ユートピアを疑似体験していました。
その様子は順調に、無事に、とするには難しい回もあったようですが、それでも3ヶ月間走り続け、最後は座長全員でゴールのテープを切れたことを嬉しく思います。
個人的にもジャニー社長プロデュース舞台はこれが初だったので、とても贅沢で、印象深い体験となりました。
キャスト、スタッフの皆さま、大変お疲れさまでした。

JWレポを眺めていて面白いな〜と思ったのは、その視点でした。
舞台なので、基本的に展開や演技の枠組みって決まっているじゃないですか。基本的には。(2回目)*1
なのでホットトピックとして取り上げられるのはランダム要素のあるシェイクスピアや大きな変更点ばかりかと思っていたんですけど、それらと同じくらい“いつも通り”の部分を熱心に見ていらっしゃった方も多くて、そういう楽しみ方もあるんだ!と目から鱗でした。
よくお見かけしたのは裕翔くんの滑舌、とつゆとが知念くんに服を着せてあげる絡み、カーテンコール中のふうまくんのいのちゃんへのスキンシップ、あたりでしょうか。
しかもそのどれもが形式は“いつも通り”でありながら内容は少しずつ変化しているんですよね。確かに「おとなしく腹を召されよ!」って今日は言えたか心配だし、裕翔くんが手渡すだけだった知念くんのお洋服をいつしか戸塚さんも着せるようになって最後は3人で和解のポーズを取るだとか物語的にもビジュアル的にも美しい流れに成長しすぎてて感涙ものだし、ふうまくん、いのちゃんでそこまで遊んじゃっていーの!?おっけー!?だし、それは見続けたくなっちゃうなあと思いました。

裕翔くんは他にも、曲中の毎回同じタイミングで知念くんとじゃれあったり、山田と目配せしたり、芝居シーンでは誰かの台詞に対して丁寧にリアクションをとっていたりと自分なりの“いつも通り”を舞台上で作り上げていたようです。
台詞や出番の多い少ない関係なしに、むしろ余白のある部分にこそそうやって、裕翔くんは自分の居場所、自分がそこに立つ意味を少しずつ築いていたんじゃないかなあと、2度目の観劇で1人分のスペースが空いたステージをぼんやり見つめながら考えていました。(1/13夜、裕翔くんは休演でした…)
休演はかなりSHOCKな出来事ではありましたが、裕翔くんの、どんな状況でも努力を惜しまない姿やそこから生み出される素直なアイデアに私は心打たれて惹かれてやまないんだな、という実感を改めて持つきっかけにもなりました。
心の弱い自分に若干言い聞かせる節もあった「それだけ撮影シーンが多くて忙しい裕翔くんはかっこいいし、嬉しいことなんだ!」という考えも実際ドラマが始まったら本当に出番が多くて「ホントにホントにホントにホントにかっこよかったー!近すぎちゃってどうしよう!(出番の間隔が)」とちゃんとプラスに捉えられてきてるので、よかったです。
今日の回もとても楽しみです。
舞台の上での3ヶ月も、カメラの前での3ヶ月も、裕翔くんのもとで美しい道となってつながっていってくれたらいいなと思います。

*1:初演から数日間、そう思っていた時期もありました